けだもの系王子
第6章 要、優等生系?
お互い夢中になって激しく腰を振る。
「あっ、あっ、奥……あたって……気持ちいっ……!」
「ハッ……、すごい、きっつ……、そんなに締め付けないで……もたないから……
……ハッ!……ああっ、もうっ!」
先輩のがあたしの中で急に大きくなった。
ビクンビクンとした感触にまた感じてしまう。
「ああっ〜!」
あたしのあそこも痙攣する。
お互いの性器が痙攣し合って絶頂を迎えた。
コンドームはさっき着けてたみたいだし……。
すごい気持ち良かった。
ぎゅっと抱き付く。
「大好き……」
綺麗な唇にキスをする。
「……!」
あたしのあそこの中で小さくなった筈の先輩のおちんちんがムクリと大きくなる。
「……んんっ!」
あたしから顔を反らし、1度体を放してコンドームを処理して、何故だかまたすぐにいれられた。
「はあぁっんっ!……先輩っ?」
「要って言ってるだろう?」
艶やかな甘い瞳があたしの真上に覆い被さる。
両足を持ち上げられて、キツい角度で腰を振る。
またあたしの喘ぎ声が響き渡り、そのまま第2ラウンドに突入した。
「大好きっ、要っ……!」
腰を振りながら思わず洩れる。
大好き……。
その時だ。
あたしのスマホの着信が鳴り響き渡った。
脱がされた服がベッドの下に散らばっている。
デニムの短パンのポケットにいれていたのが無造作に転がっていた。
『工藤 聖矢』
着信相手が表示されている。
あれ以来まともに話をしていない。
なるべく無視していたし。
話したくない。
「出ていいよ?」
要の目にも相手が誰だか見えた筈だ。
「出たくない」
「どうして?」
あたし達は繋がったまま、動きが止まっている。
促すような視線にしょうがなくスマホを手に取る。
「聖ちゃん?」
『早希ちゃん?
まだ、怒ってるの?』
「怒ってるよ、もう聖ちゃんとは会いたくないから……」
冷たく言う。