けだもの系王子
第6章 要、優等生系?
「あの時から回り道して来た気がするけど……。
早希とこれから先もずっと一緒にいたい。
この家に居て欲しいんだ」
言いながらズボンのポケットから何かを取り出す。
チャリンという音が鳴り、あたしの家の鍵だとすぐに気付いた。
「これっ、いつの間にっ?」
「この生活が楽しくてなかなか言い出せなかった。
情けないな俺は……
それだけ、早希の事が好きなんだ……」
要の瞳が甘く輝く。
甘いムードを纏いながらキスをされる。
優しい愛情が感じる、ゆっくりした舌使いで舌が絡まる。
「好きだ……」
唇を離してまた囁かれる。
嬉しくってぞくぞくする。
その言葉にあたしのあそこが甘く疼く。
キュンキュン濡れてるような……。
もじもじしながら向かい合って抱き付く。
ごりっという堅い感触に足が触れる。
ズボン越しにも分かるその大きさ堅さに興奮してしまう。
思わずズボン越しに撫で上げる。
「……んっ、早希?」
上下に擦ってみると、体温が上昇しているような感じ。
熱い。
「嫌なんじゃないのか?」
戸惑ったような表情。
「要の気持ちが分からなかったから嫌だっただけ……
今は……凄く、欲しいの……」
はぁ……。
荒い息をついて、要の体の上に乗ってしまう。
あたしの寝間着は要によってとっくに乱されてて、要の手が更に激しく脱がしていく。
甘く煌めく要の艶っぽい眼差しにぞくぞくしながら、見つめ合ったまま胸を揉まれて乳首の先端に刺激を与えられる。
「んんっ、あっ、あっ……」
喘ぎ声を洩らし思わず腰が動く。
「ズボンが濡れてしまうね?
ひょっとしてもういれたい?」
あたしの体の真下で要がズボンを下着ごと脱いでいる。
あたしのあそこの真下にあらわになる要の堅くて長いモノ。
ベッドの上に寝ているのに不思議と力強く反りたっている。
早く欲しくて自分であそこを寄せて挿入しようとしたのに、要が自分のモノを掴んであたしのクリトリスとあそこの近くを擦りつけた。
「あぁっ……やぁっ……」