
私の心の1番綺麗なところに
第23章 傷
「え、どうして?」
「俺だって、サークル後で
疲れてるし、早く寝たいよ。
でも、1年半って記念日で
澪と一緒にいたいって思ってた
から来たのにすぐ寝るとか
酷いよ。そんなことするなら
一緒にいたくないし
俺ってそんな存在なんだな、
別れよ。」
そう言って、優貴は
私の部屋を出ていった。
…はぁ…
追いかけるべきなの、これ。
気持ちはもう追いかけずに
寝たい。
でも追いかけないと、
後々めんどくさいし、
寝起きすっきりしないだろう…
昔のように必死に
優貴を追いかけていた自分は
どこに行ったのか…
