
私の心の1番綺麗なところに
第23章 傷
現場へ行って流れを説明し、
しばらくは警察が夜に現場周辺を
見回ることになった。
お昼から講義があったから
大学へ行くと、SNSを読んだ
何人かの友達が心配してくれた。
講義が終わり、同じ講義を受けた友達2人と
ごはんを食べに大学近くのファミレスへ。
2人も優貴の行動に腹を立てていたけれど
しばらくは守ってもらわないと…という
話をした。
携帯を見ると、優貴からメールが届いていた。
「何時に来る?」
「え、行っていいの?」
「しばらくは俺の部屋に来るって
思ってたんだけど。」
そんなの聞いてない。
言ってくれなきゃわからない。
「じゃあ、行く。」
優貴の存在はありがたいようで…
でも誰のせいで、と言われると
ありがたいなんて思えなくて…
