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私の心の1番綺麗なところに

第24章 別れ


やっぱりショックで茫然としていると
思った優貴は、




何も言わず、私の部屋を出て行った。













終わったんだ…


別れたんだ…




実感が、ない。




悲しみもない。


嬉しい気持ちもない。




自分の部屋とはいえ
取り残された気分の私は
次の自分の行動が予想できなかった。




追いかける気もない。

もし別れが哀しいものだとしても
まだ泣けるまで頭が追いついていない。

かといって、寝ることもできない。





ぼーっと、カーペットの上で
次の自分の行動を考えていた。





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