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私の心の1番綺麗なところに

第26章 おさえられない気持ち



これ以上話しても

きっと傷つくだけだと感じ、


この話題は、もうよそうと思った。




別に川上さんのとこを
嫌いになるわけじゃない。


川上さんも、私のことを
嫌いになることは無いと思う。





つまり

今まで通り。





下手に波を立ててしまうと
気まずくなってしまうから



今日のことは一夜の思い出として



可もなく不可もない日になるだろう。





















時刻は22時。





「そろそろ出ようか。」

と、川上さんが言った。




明日私は朝からバイトだから

ちょうど良い時間。



一緒にレジまで行き、お会計をする。


合計1万円だった。








え、高い…!




私が誘ったから奢らなきゃって
思っていたし、1万円は財布にあるけど




友達と2人で居酒屋に行くと
7.8千円くらいだから。



1万円…正直、つらい…










と、思っていると、



川上さんがスッと財布から
お金を出し、お会計を
アッサリ終えてしまった。




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