私の心の1番綺麗なところに
第28章 秘欲
呑みに行って、たまに
帰りたくないときがあって
ホテルに行ったり、
漫喫に行ったりした。
漫喫で…となれば
2人きりの狭い個室で
エッチなことを考えてしまう。
でも、川上さんは普通に
寝転がって、漫画を読んでいた。
だから、私も隣で仰向けに寝転がって
漫画を読む。
眠くなってきたから寝ようと
漫画を床に置いて、
寝ようとしたとき。
川上さんが私の上に覆い被さってきて、
私にキスをした。
「んん…っ」
ダメなのに、こんなところで…
でも、期待していた自分がいた。
こんなベタな状況に
興奮している自分がいた。
彼は私の服をたくし上げ、
胸を揉んだり、
音を立てないように
乳首を舐める。
「…は…っ…っ」
私は声を抑えることに必死。
隣に人がいるかは知らないけど、
いつ通路に人が通るかわからない。
酔った彼も、
こんなシチュにも酔っているのだろうか。