私の心の1番綺麗なところに
第32章 恋と呼べそうで呼べないもの
「ごめんごめん。信じた!本人だ!笑
久しぶりに連絡きたから疑っちゃった。」
「何年ぶりってかんじだよなー。
けっこうどうしてるか気になってた
けど連絡が今になってしまった。」
なんだか、嬉しかった。
私と連絡を取り合わない間も
気にかけてくれていたことが。
私のことをふと思い出してくれる
人がいたことが。
素直に、嬉しかった。
「最後に会ったのは3回生の頃だから
2年くらい前かな?
あのとき彼氏のことで相談乗って
もらったけど、あのあとすぐ
別れちゃった。笑」
「歳取ったわ、俺。笑
そうなんだ!
俺が余計なこと話しちゃったから
かな、ごめんな。」
「ほんとにねーー
まっつんのせいじゃないよ!
遅かれ早かれ、こんな日は
来ただろうし、別れて後悔ゼロだから!
まっつんは彼女とはどうなの?」
「そう言ってくれたら救われる。
俺も半年くらい付き合って別れた!
今はフリー。澪ちゃんは?」
「あ、そうなんだ!
お互い会わないあいだに
いろいろ会ったね。笑
私もフリーだよ。」
「久しぶりに語りたいな。
俺らフリー同士だな。」