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私の心の1番綺麗なところに

第32章 恋と呼べそうで呼べないもの



会う日はひと月後の
9月なかばになった。




カラオケに行きたいと
陽佑がいった。




カラオケだけじゃなく
どこか行こうと誘ったのは
どちらからだったか。







私の住むところより
陽佑の住むところのほうが
観光地やお店のもあるから
陽佑の住むところで
行くところを探した。




陽佑は地元だから
行ったことあるところは
多いかもしれない。





私が調べて行きたいところを
陽佑にメッセージアプリで送る。




「ここ行ったことないし
近くにラーメン激戦区があるから
ラーメン食べよう。」





当日は、
その地では有名な神社に行って
近くのラーメン屋でお昼を食べて
カラオケに行く流れになった。





「良い流れ!たのしみ」


「1日デートしよか!俺も楽しみ」





















【デート】という
久しぶりの甘い言葉に
私はくすぐったさと
嬉しさを感じた。






私の概念だけど
デートという言葉は
好きな人と遊ぶときや
付き合っている人が使う
言葉だと思っていたから、


彼がその言葉を使ってくれて、



嬉しかった。






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