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ふたり、溺愛中

第6章 甘えて、甘えさせて

ふわり
いつの間にか、私の方がベッドに沈められた。


その上には、私を覆うように被さる悠さんが。






ドキン ドキン
胸はうるさく鳴り響き、顔は湯気が出そうなほど熱くなっていたの。


私、一体どうしちゃったの!?

悠さんの着替えを手伝ってあげてから、おかしくなっちゃったよぉ!






「どう?
もっと水分とった方がいいかな」



「ん、悠さ ん…………」





お水を口に含んだ悠さんが、再び私の唇を覆い流し込んだ。



冷たいお水が熱い喉を通り、気持ちいい。











「ん…ところで、優。僕が熱で浮かされてる時、優はたくさんキスをしてくれたね。
あれはどうしてだい?」




「えっ」




わわわっ
あの時、悠さんは眠ってると思ってたのに!

お熱で苦しんでただけで、意識はちゃんとあったんだぁ。





「あ あれはその、悠さんが苦しそうだったからっ
悠さんの苦しみが少しでも私に移せたら、楽になれるかなぁって思って…っ」




「優…」





ベッドの上でギュッと身体を抱きしめられ、全身に悠さんの心地良い重みを感じた。


密着してると、こんなにも安心感を感じちゃうんだから不思議だよね。





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