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ふたり、溺愛中

第6章 甘えて、甘えさせて

―――――ピルル ピルル ピルル

―――――ピルル ピルル ピルル





尚も鳴り続ける着信音。

こんなにも鳴ってたら、ふつう出るよね。


相手はどんな人なのかな。
お友だち?
それとも、お仕事関係?
或いは、ご親戚とか?




今は悠さんとの幸せな時間なのに、邪魔されたくないの。

でもそんな事を言ったら、悠さんに怒られちゃうよね。
だったら「出てもいいよ」って、言ってあげなくちゃ……





「優」


「ぁ…はい」



やっぱり、電話に出ちゃうよね。

わがまま言っちゃダメだもん。
それくらい、がまんしないと。





「優、気がそれてる」


「………え?」




ジッと私を上から見つめる悠さんに、キョトンとしてしまう。

それは、どういう意味?





「優、もっと僕を感じて。
僕に集中して」


「ゆ 悠さん!?」




スッと身体が離れたかと思うと、悠さんは私の足を割って顔を近付けた。

そして私のそこに、甘い愛撫を始めたの。





「ひゃっ、あぁぁんっ////」



「…優が僕に集中してくれるまで、やめないよ」



「集中って、………ゃあっ/////」








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