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ふたり、溺愛中

第7章 キスだけじゃ、我慢できない…っ

ベッドから出ると、洗濯機をまわしながら服を着替えて。
それから朝ご飯の支度をするの。




ええと、悠さんの出勤時間はいつ頃だっけ。
お弁当、いるのかな?


朝は、ご飯とおみそ汁と………





「優、朝は何もなくていいよ」



「へ?」



身なりを整えた悠さんが、マグに淹れたコーヒーを啜りながら言った。





「…コーヒーだけで、いいって事?」



「そうだよ。
なるべく食べないようにしてるんだ」



「身体に悪いよぉ」



「いや、仕事の関係でね」





仕事の関係?

…そう言えば、悠さんのお仕事は飲食店関係だったかな。

て事は…そこで食べるとか、そんな感じ?







「…あぁ、それと。
晩ご飯も、作らなくていいから」



「ええっ!?」



「…仕事先の方で、結構食べちゃうからさ。
いる時は、逆にこっちから言うよ」




「…………………うん…」







飲食店の社長さんのお仕事って、毎日試食だとかそんな事をするのかなぁ。

だとしたら、それはそれで大変だよね。





「…じゃあ夜食に、おにぎりとか用意しとくね」



「あぁ、ありがとう」




うん。
私は私で、そんな悠さんをサポートしてあげる人になろう。

だって、私は悠さんの奥さんだもんね。





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