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ふたり、溺愛中

第8章 休日に、ふたりだけの甘い時間を

「僕の店に…っ?」



「うん。
行ってもいい?」




夜の営業で、バーをやってるらしい悠さんのお店。

そう言えば今まで悠さんの口からお仕事の話はほとんどなかったから、どんな事をしてるとか、どんな雰囲気なのかは全然知らない。



私はお酒は呑めないタイプだから、バーに行ってもたいした注文ができないよ。

でも私がそこに行けたら、家にいるよりも寂しくなくなるし、何よりお仕事してる悠さんの姿を見る事ができるの。






「………………」



「あ、もちろん悠さんの邪魔はしないよ。
それに、どうせお酒は呑めないんだもん。
だから、ちょっと見たら、なるべく早く帰るようにするから!」





悠さんのお店だから、きっとおしゃれなバーなんだろうな。

静かな音楽が流れてて、大人の雰囲気漂うような、そんなステキなお店なんだと思う。



そこでお仕事する悠さんは、きっと休日の時とは全然違う風に見えるんだろうなぁ。







「うーん、じゃあ、お店の外から覗くだけでいいからっ
ねっ、お願い!!」




「……わかったよ」



「えっ、本当に?
覗いてもいいの?」




「そんな事しなくても、遊びに来ていいよ」




「やったぁー!!」





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