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ふたり、溺愛中

第8章 休日に、ふたりだけの甘い時間を

いつの間にかお昼は過ぎていて、このまま悠さんとはランチに行けたらなって、思ってたんだけど。


今からお仕事なら、それも無理って事なのかなぁ。
せめて晩ご飯なら一緒に食べれるかな?





「何時に帰れるかは、まだ全然未定だからわからない。
だから夜も、いつものように先に寝ててくれたらいいからね」



「あぁ…はい」




うぅっ、ガックリ。

つまり悠さんとは、今日も一緒にご飯が食べれないんだね…。

朝のコーヒー以外で、もうずっと一緒にご飯を食べてないよぉ。





「ごめん。本当にごめんよ。
また必ず近いうちに時間を取るからね」




そう言って、優しく私を抱きしめてくれた悠さん。


残念なのは確かだけど、その悔しい気持ちは私以上に感じてくれてるみたい。


悠さんは私の事をちゃんと考えてくれてるよね。
だから、そういうところが嬉しいの。





「大丈夫だよ、悠さん。
お仕事なら仕方ないよ」



「優…」




「それより、お願いがあるんだぁ。
聞いてくれる?」





毎日ロクな休みもなく一生懸命にお仕事してる悠さん。

その間に会えないのがツラいからってのもあるんだけど、でも思ったんだぁ。





そんなお仕事してる悠さんの姿を、一度でいいから見てみたいってね。





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