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ふたり、溺愛中

第13章 心の本音と、初めてのキスとキス

ふわふわと運ばれた先は、いつも一緒に寝ているふたりのベッド。


優しく背中を沈められ、その上からは悠さんの腕が私を囲うの。





「もう眠い?
今から…駄目?」



悠さんに抱いてもらえる!

本当なら嬉しくてたまらないんだけど、今は懐に婚姻届を隠してるから、そんな事しちゃバレちゃうもん。






「…でも、悠さんお仕事で疲れてるでしょ?
寝ないと身体がキツいよ」



「ん、優の顔見たら疲れが吹っ飛んじゃったよ。
ほら……」

「ん…」



そう言って上から重ねられた唇は、甘くて優しくて、心がとろけそうになるの。





「ん、優……」

「ふ あ…はぁっ」




くちゅり くちゅり

からめられた舌と舌が、お互いの唾液を行き来させる。


あ…だめ。
やっぱり悠さんのキスは大好き。


だめなのに、身体がどんどん欲しくなってきちゃうよぉ!





「ふぁ 悠さ ぁん///」


「優、かわいい…。
やっぱり、このまま寝かせたくない」


「ぇ あ…っ」




私の胸の膨らみに、悠さんの手が伸びてきた。


だめ!
すぐそこに、あの婚姻届が…………っ!!


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