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ふたり、溺愛中

第13章 心の本音と、初めてのキスとキス

「ぁ…やっ」


露出した胸を、悠さんの手が覆った。


大きくゆっくりと揉みながら、時折その先を指で挟んでキュッと摘ままれるの。




「悠さん、だめ…っ
あっ///」



首筋を這っていた唇はだんだんと下におりていき、胸の先で止まった。

唇で挟まれると、敏感なそこを舌先でピンと弾かれる。




「だめっ、だめぇ…っ///」




身体に力が入らないよぉ。


ベッドの上に落ちた婚姻届を握っている手が、フルフル震えちゃう。



早くポケットに戻さなきゃいけないのに、見つかっちゃう!

でも戻したら、悠さんはあの女の人と結婚しちゃう!

どうしたらいいの?
私、どうしたら……っ!!








「…………優…?」



私の異変に気付いたのか、悠さんが顔を上げて覗きこんだ。




「…どうしたんだい?
どうして泣いているの?」



はらはらと、熱いものが目から落ちていってる。


これ、涙____…





「……っ!!
優、それは………………っ」



顔を上げた悠さんが、私の持つ婚姻届に気付いてしまった。



そうだよね。ポケットに戻したって、何も解決しないもん。

それよりも、悠さんの気持ちを聞かなきゃだ…。






「悠さんは、この人と結婚するの……?」





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