テキストサイズ

ふたり、溺愛中

第15章 ふたり、溺愛中

「熱いから、フーフーして飲んでね」


なんて言ってコーヒーを悠さんに渡すけれども、私は紅茶にそっと口を付けて飛び上がった。



「あちちっ」


「優、大丈夫かい?」



「あはは、私やっぱりネコみたい。
熱いの苦手だもん」



フーフーとカップに息を吹きかけるんだけど、そんな早く冷めるわけないもんね。

熱いのを平気で飲む人ってすごいよねぇ。




「ふふっ
じゃあ、冷めるまでちょっと置いとこうか」



そう言うと悠さんはコーヒーと私の紅茶をベッドサイドに置いた。




「冷めるまでって、それまで何を……ひゃあっ」



トン と押された身体はベッドに沈められ、その上から悠さんが私を覆ったの。





「今日はゆっくりできるからね。
もしかしたら、飲む頃にはぬるくなってるかもしれないけど…いいかな」


「ん…」




耳元でそう囁かれた時には、ドキンと胸が鳴って身体が疼いた。


着替えた服もお腹の所から手を入れられ、上に捲り上げられたの。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ