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ふたり、溺愛中

第15章 ふたり、溺愛中

「……………………」

「……………………っ」




ドキン ドキン

お互い顔を合わせて、次の言葉を待ってるの。


私も、本当は悠さんの反応が一番気になってる感じ。





「優、もしかして……?」



そう問いかけた悠さんに、私はゆっくりゆっくり小さく頷いた。


だって、悠さんの反応がどうなるか、わからないから……っ





「妊娠、したのかい?
僕たちの子供が、できたって事…?」



「ま まだ病院に行ってないからわからないの。
でも、ここのところ食べ物の匂いとか気になって、それに生理も………」



「____________…」





悠さんの事で不安になりすぎて、それで体調がおかしいのかなって思ってたの。

でも、女の本能だよね。
何となく、わかるんだぁ。


私のお腹には、悠さんとの赤ちゃんがいるんだって。








「…おめでとう。
優、おめでとう!」


「わぁ、悠さん!」



そう言って身体を起こされた私は、悠さんに思いきり抱きしめられた。


ギュウゥって、強く強く抱きしめられてるの。






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