ふたり、溺愛中
第15章 ふたり、溺愛中
「でも病院は、行きたいな。
悠さん、連れて行ってくれる?」
間違いはないとは思うけど、でもハッキリ診断結果は聞きたいもんね。
それに、妊娠生活をする上で気を付ける事とか、ちゃんと先生に聞いとかなきゃだよ。
「…………悠さん?」
ふと、悠さんの表情が曇っているのに気が付いた。
眉間にしわを寄せて、考えているみたい?
「悠さん、あの………」
「うん、そうだな。
決めたよ」
「え?」
何かに吹っ切れたように、パッと表情を変えて言った悠さん。
何だろう。
決めたって……
「僕も、ホストは引退しようと思う」
「ええっ
引退って、辞めちゃうって事!?」
まさかそんな事を言ってくるとは思わなくて、ちょっと大きな声が出てしまった。
でも、だってそうじゃない?
「あはは。
辞めるったって、経営は続けるよ。shionは僕の店だからね。
ただ、ホストの仕事を引退しようって話さ」
「あぁ……」
「その方が、優と子供の為に時間を取りやすいだろ?
…もちろん、すぐのすぐは難しいけどね」
…悠さんが、私の為に一生懸命考えてくれる。
私の為に、こんなにも努力しようとしてくれてるんだ!
悠さん、連れて行ってくれる?」
間違いはないとは思うけど、でもハッキリ診断結果は聞きたいもんね。
それに、妊娠生活をする上で気を付ける事とか、ちゃんと先生に聞いとかなきゃだよ。
「…………悠さん?」
ふと、悠さんの表情が曇っているのに気が付いた。
眉間にしわを寄せて、考えているみたい?
「悠さん、あの………」
「うん、そうだな。
決めたよ」
「え?」
何かに吹っ切れたように、パッと表情を変えて言った悠さん。
何だろう。
決めたって……
「僕も、ホストは引退しようと思う」
「ええっ
引退って、辞めちゃうって事!?」
まさかそんな事を言ってくるとは思わなくて、ちょっと大きな声が出てしまった。
でも、だってそうじゃない?
「あはは。
辞めるったって、経営は続けるよ。shionは僕の店だからね。
ただ、ホストの仕事を引退しようって話さ」
「あぁ……」
「その方が、優と子供の為に時間を取りやすいだろ?
…もちろん、すぐのすぐは難しいけどね」
…悠さんが、私の為に一生懸命考えてくれる。
私の為に、こんなにも努力しようとしてくれてるんだ!