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特別捜査密着24時【野村忠信】重なる吐息

第1章 重なる吐息

汗も冷めやまない私の胸元に、忠信さんから真っ赤な花びらが落とされる。

まだ残る互いの熱を確かめるように、私の髪に手を差し入れ、優しく頭を掴みながら。


そして、私の顔を見て言う。


「情けないけど••••••涼子が相手だと、余裕なんか全然ないんだ」


どこか泣きそうな困った顔をした忠信さんを見て思う。


私は世界一、いや宇宙一この人が大好きだと。

そして、この人と愛し合えるひとときが、とてつもなく幸せだとーーー。


▶ 完 ◀
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