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暗闇の中の一等星

第4章 暗闇の中の一等星―真治の過去―






 真治が思考を巡らせてから三時間後。

「あの時、そう決心したんだよな。なのに俺は何をしてんだろう。もう美咲の時のようなことは繰り返さない。そう誓ったのに。紗希の話を聞いて、事情を分かっていたはずなのに……」

 真治はそう呟くと携帯を取りだし、電話をかけた。

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