暗闇の中の一等星
第5章 いつかの涙は笑顔に繋がる―母親の記憶リメイク―
それからだ。私が他人からの愛を求めるようになったのは。
チャットをしては恋人を探した。ただ誰かにそばにいて欲しくて、寂しさを埋めてもらいたくて。
だけど、私の恋は一時だけでうまくいかなかった。私は幸せになってはいけない人間なんだ。次第にそう思うようになっていた。
そんな中で月日は流れていき、私は専門学生とバイトを両立する忙しい毎日を送るようになった。二年半ほど前のこと。
今の恋人に出会った。友達と喧嘩をして、朝四時に電話をしたのに、親身になって聞いてくれた。私が恋愛に自暴自棄になって、知らない人とホイホイ会っていて、変な男に絡まれたことを話した時、本気で叱ってくれた。親以外で本気で叱ってくれる人もいるんだと知った。彼の優しさに惹かれて付き合うようになった。彼のことを知るたびに似たもの同士だということを知った。
チャットをしては恋人を探した。ただ誰かにそばにいて欲しくて、寂しさを埋めてもらいたくて。
だけど、私の恋は一時だけでうまくいかなかった。私は幸せになってはいけない人間なんだ。次第にそう思うようになっていた。
そんな中で月日は流れていき、私は専門学生とバイトを両立する忙しい毎日を送るようになった。二年半ほど前のこと。
今の恋人に出会った。友達と喧嘩をして、朝四時に電話をしたのに、親身になって聞いてくれた。私が恋愛に自暴自棄になって、知らない人とホイホイ会っていて、変な男に絡まれたことを話した時、本気で叱ってくれた。親以外で本気で叱ってくれる人もいるんだと知った。彼の優しさに惹かれて付き合うようになった。彼のことを知るたびに似たもの同士だということを知った。