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Sweet love story~君に捧げる詩~

第6章 行きつけの店で

「君、名前なんて言うの?」

大輔が言う。大輔だけは、よく覚えていた。

「あっ……星咲由璃です」

少し胸が高鳴る。だって、ついさっきまでステージで綺麗な声で歌っていた男と会話ができてるのだから。

「へぇ~由璃ちゃんかぁ~。覚えたよ!!今度デートとかどぉ??」

軽い口調で彬が言う。

「由璃ちゃん、ダメだよ、こいつ軽いから」

黒メッシュの男……確か悠だっけな?が言う。

「はっ……はぁ」

そんな会話をしていると日替わり定食がきた。

「はぃ、一丁!!」

「わぁ~イチゴ美味しそう~!!」

苺が目を輝かせながらデザートのイチゴを見て言う。

「あっ……いぃよ、あげる」

「わぁ~いいのぉ!!由璃ちゃんありがとぉ!!」

苺は、すぐにイチゴを口にほおばる。

「おいしぃぃ!!」

苺の満面の笑みは、幼すぎるくらいで可愛らしい。

「苺ながらにイチゴがほんまに大好きなやなぁ」

彬が感心している。

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