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Sweet love story~君に捧げる詩~

第15章 君に捧げる詩

「あの……話って??」

「由璃、大輔のこと好きだろ?」

「えっ…あっ……はい」

唐突なことで驚いた。

「どうすんの?二人ともDream kiss抜けるじゃん?」

琉依は煙草を吸いながら聞いてくる。

「どうするって……?」

「告白しないの?」

琉依に言われた瞬間、顔が赤らんだ。

「……」

答えられない。

「したほうがいいよ?てか長くなるけど、あたしの話していい?」

琉依の話……気になる。

「はい……聞かせて下さい」

「わかった」

そう言うと琉依は煙草を消し話し始めた。

「……というわけで今のあたしがいるんだ」

琉依は、私に彬のお兄さんの蓮さんのことを話してくれた。

聞いてるうちに涙が流れ落ちていた。

「もぉ……泣くなよっ!」

琉依は笑った。

「私……伝えます。琉依さん、ありがとうございます」

「うん」

「では、ありがとうございました!」

そう言って私は駆け出した。

大輔にメールした。

『今からスタジオに来て下さい!!』

すぐに返事は来た。

『わかった』

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