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好きになったらダメだよ

第6章 最低同士だからいいんじゃない?



「だからさあー、月曜日の朝から不景気面見せんなよ!」


先週と同じ状態。


机に突っ伏する私と、その横で新聞を広げている橘。


私の机にはブラックコーヒー。


さすがに今日は自分で淹れたけど。


「なに?まだ彼氏とケンカしてんの?」


「……別れたわよ。」


なんで私、こいつにペラペラと喋ってしまっているんだろう。


自分でも不可解だけど、なんとなく言いたいこと言える相手であることは間違いない。


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