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君とずっと

第6章 告白





チャイムが鳴り終え、間もないうちに足音が聞こえた



〈タッタッタッタッ…〉



こっちの方へ近づいているような、そんな気がする



〈タッタッタッ………ガラッ〉



足音が止まったと思ったら保健室のドアが開いた

私は一瞬目を疑った


何で?



「天海!」

「え?何で?西崎くん?」


そう、ドアを開けて飛び込んで来たのは西崎くんだった

しかも、私を見た瞬間満面の笑みを浮かべ、私に近寄った


「西崎くんが天海さんを運んでくれたのよ?」


先生が教えてくれた


西崎くんが……私を……。

恥ずかしくて死にそうだ


「天海、大丈夫か?」

「うん、ありがとう」

「もう帰るのか?」

「え?6校時出るよ?」

「はぁ!?」


びっくりした

そんなに大きな声を出さないでほしい

てか、何でにらまれてるんだ



「帰れよ、倒れたくせに」


西崎くんは不機嫌だ

でも、私も負けられない。6校時は絶対に出たい、それは譲れない





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