
君とずっと
第6章 告白
ポケットに入っていた携帯電話を取り出す
時間を確認したら2時すぎだった
何で?
私、言い合って、あの人たちが行っちゃって……。
まぁ、とりあえず先生に聞こう
そう思ってカーテンを開けた
〈シャッ〉
窓からの光が眩しい
「天海さん、大丈夫?」
「ちょっとダルいですけど、大丈夫です」
「そっか、よかった」
先生は流しの方へ行った
そしてマグカップを持って私の方へ来た
「はい、これ飲んで」
「ありがとうございます」
紅茶が入っていた
おいしくて、とてもなごんだ
「天海さん、駐車場に倒れてたそうよ」
「そうですか…」
倒れたんだ……
原因は?あの人たち?
「夜更かしとかした?」
「あ、昨日寝れなくて、3時間くらいしか寝てないです」
「悩み事?」
先生は本当に私のことを心配してくれている
でも、話す気にはなれなかった
「大丈夫です」
「話したいことあったら言ってね」
「ありがとうございます」
そっか、寝不足だ
しかも声張ったし、体力使いすぎたのかな……。
〈キーンコーンカーンコーン〉
五校時の終わりのチャイムが鳴った
