君とずっと
第7章 本命
教室に入り、絢音が紙を見ながら言った
「何するんだろう、雛行くの?」
「行くよ……だって行かないと怒られそうだし……」
〈ぎゅっ〉
絢音が雛を抱きしめた
「大丈夫、あたしもついていくから」
「うん」
〔放課後〕
予備室に入るとたくさんの人がいた
健様ファンクラブの皆様のようだ
雛と絢音は一番後ろ席に座った
時間になると、会長が入ってきて、点呼をとった
各クラス二人が代表できている
点呼が終わり、秘書らしき人が口を開いた
「それでは、健様ファンクラブ臨時集会を始める」
「起立、礼!」
全員がピッタリと息を合わせて礼をし、
臨時集会が始まった