君とずっと
第3章 出会い
【次の日】
〔in 教室〕
「あ、や、ねーー!」
《ドンッ》
「いてっ、雛?どーしたの?」
「あのね!!昨日ね!!」
私は昨日のことを全て話した
「―――で、その人にお礼したいんだけど……誰かわかる?」
「はぁ〜」
私は真面目に聞いたのになぜか絢音からため息が出た
「?」
私が不思議がってると
「よくあの人を知らずに1年間過ごして来れたわね…」
「え?」
絢音は何かぶつぶつと独り言のようにつぶやいている
「西崎くん一筋だったからしょうがないか、雛は西崎くんしか見えてなかったもんね……。うん、仕方ないか〜」
絢音はうんうんと頷き、1人で納得したようだ
って!!
「だから誰なの!」