
君とずっと
第4章 衝撃
「やっと授業終わった〜」
「雛は相変わらずだね」
絢音が机に突っ伏している私に向かって言った
「だって授業つまんないもん」
「まったく」
……ガヤガヤ……
「今日ってなんかイベントあったっけ?何か教室が騒がしい」
「え?雛、忘れたの?」
「え……今日、何の日だっけ……?」
「雛ちゃん忘れたの〜?」
突然クラスの自称マドンナ、通称みーたんがやってきた
「今日は校内戦の日だよ〜!」
みーたんはウインクをし、友達のもとへ帰って行った
「バスケ、バレー、テニス、サッカーとか色々やるの」
絢音が補足説明をした
「あ………そうだった……」
「まったく、雛の愛しの西崎くんが出るっていうのに!」
そうだった……。
私の愛しの西崎くんが……
「…って!"愛しの"って何よ!!恥ずかしっ!」
絢音は爆笑している
「いいじゃん、好きなんだからさ〜」
「まぁ、そうだけど……」
