
君とずっと
第4章 衝撃
「どうしよう………」
「え?ちょっと、そんなに落ち込まなくても」
「どうしよう、絢音!
"オレのこと忘れるなんて……天海ってそういう人だったんだ"とか言われ「ないから!!!!」
私の言葉を遮って絢音が否定した
「そんなことわか「わかるわ!!!!」
またしても遮られる
「なんでよ〜」
私は半泣きになって絢音に訴えた
「いや、だって西崎くんは雛のこと知らないし、あ、知ってたとしても、話したこともないんでしょ?」
「………………うん」
私は力なく頷いた
「だからそんな心配いらないって」
絢音が呆れたように私をなだめる
「さっ、気を取り直して応援行きますか!!」
バシッっと私の背中を叩いて絢音が言った
「いたっ……よし、行こう!!」
私たちが校庭に行こうとしたその時
「ちょっと2人とも〜」
いきなり後ろから声がした
