君とずっと
第2章 日課
―――な、ひな
あれ?私を誰が呼んでる?
気のせいか…
もうちょっとだけ西崎くんのこと見てよー
そう思った次の瞬間
《ドンッ》
後ろから誰かが飛びついてきた
「雛ってばーー!!」
「え…?」
「"え…?"じゃないよ!!
何回呼んだと思ってるの〜?」
振り向くと、ふてくされた顔で私を怒ってくる女の子がくっついていた
飛びついてきたのは私の大親友である森岡 絢音[モリオカアヤネ]だった
以前、私の恋を否定したのも彼女だ
「ごめん、ごめん」
「まったく〜」
絢音はそう言ってほっぺたを膨らました
それから私たちは教室に向かった