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君とずっと

第6章 告白





大水槽の前にやってきた



「さ………」

あ、名前……たけるくん……

「た、たける…くんっ…」


やっぱり恥ずかしい、ずっと名字だったのに名前なんて



「雛ちゃん……ありがとう、嬉しい」


それから私が沢村くんを呼ぶときは健くんになった



「健くん、ペンギン!」

「本当だ、かわいいなぁ」

「ね〜、地上ではあんなよちよちなのに、水の中のでのスピードは半端ないね」


私はペンギンに見入っていた

健くんがそんな私を見つめているとは知らずに





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