
君とずっと
第6章 告白
「ちょっと一緒に来てもらえる?」
私の目の前に表れたのは、みーたんだった
ものすごい目で私をにらんでいる
私はみーたんのあとについていった
つれてこられたのは来客用の駐車場、人は滅多に来ない
なのに、20弱の人が私の目の前にいる
「会長、つれてきました〜」
「ありがとう」
私は状況をつかめないでいた
この人たちが誰かすらわからない
「なんなの…?」
「ご挨拶が遅れました、わたくし健様ファンクラブの会長を務めさせていただいております、杉本麗華[スギモト レイカ]と申します」
「…………はあ」
じゃあ、この後ろにいる人たちは健様ファンクラブの皆さまってことかな……。
「今日は私になんの用で…?」
「はい!?あなた、何で呼び出されたか自覚がないわけ!?」
そんなことあり得ないとでもいいたいのか
「あり得ないわ!!」
もうすでに言われてしまった
あり得ないと言われたって、私はこの人たちに害を与えた覚えはない
「そんなこと言われたって…」
「仕方ないわね……教えてあげる!」
それはありがたい
何も知らずに怒られるより、知ってて怒られる方がましだ
