
君とずっと
第6章 告白
「天海雛は昨日、健様と二人きりでお出掛けしました」
え、うそ……。
あり得ないわ……。
などとざわつき始めた
「それは間違いありませんか?」
「はい」
「ルール違反だわ!!」
私が返事をした瞬間、後ろの群れの1人が声を上げた
「それはルール違反よ!!二人でデートなんて……"私たちの健様"はみんなのものよ!!」
「ユッキー」
会長さんがその子の名前を呼ぶと一瞬にして静まり返った
「ミノリ、続けて」
「はい、天海雛が認めましたが、一応証拠写真の確認もお願いします」
みーたんが持っていたカメラに写っていたのは、私と健くんだった
「何で…?」
「そんなの簡単なことよ、健様を見守るのが私たちの役目、いつでも健様を見ているのは当たり前よ」
みーたん、会長を含め、健様ファンクラブの方々はドヤ顔をして見せた
