テキストサイズ

君とずっと

第6章 告白





やっぱりこの人たち、狂ってる



「昨日、健様はあなたに会った、そして今日、健様は元気がなかった……原因は天海雛としか考えられないわ」


なるほどね、そういうことか

この人たちに害を与えた覚えがないと思ったら、間接的に与えてたってことね

それにしてもこいつらヤバイな



「と、言うわけで……天海雛には金輪際、健様に近づくのを禁止する!!」


会長さんが私に向かって言い放った



「はぁ〜」

「諦めるのね、物分かりがいいわ」


会長さんが私を見下すように言い、行くわよ、と言って歩きだし、皆がついていっている



「……バカじゃないの?」

「なんですって!?」


会長さんは立ち止まり、早足で私の前に戻ってきた



「もう一度、おっしゃってごらんなさい」


会長さんはキレる寸前

今にも私に飛びかかって来そうだ



「だから、バカだと言ったんです」


私は冷静に会長さんをまっすぐ見て言った

人を蔑むような目付きで





ストーリーメニュー

TOPTOPへ