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あいつとわたし

第3章 あいつへの手紙を書いた理由~あるバンドの曲~

 ドリームキスもこんななら最悪だな。でも、聞いてみないとわからんか。などと明矢香が考えているとドリームキスらしき人達が来る。 

 人数は八人で個性はバラバラ。パンクロック、ゴスロリ、カジュアル、お嬢様……。

「どーも、ドリームキスですっ!」

《キャアァァァー大輔~苺ちゃん~琉依~彬~悠ー優美ちゃぁん~由璃ちゃん~奏華》 

 意外に爽やかだ。それに加えて客のノリもヒートアップ。「メンバー紹介します!」

《ワァァァァッ》

 「俺は、メインボーカルの大輔(ダイスケ)な。左隣がサブボーカルの苺(イチゴ)。右隣もサブボーカルの由璃(ユリ)。ドラムが悠でメインギターが彬(アキラ)。アコギ兼サブギターの琉依(ルイ)。ベースの秦華(シンカ)。最後にキーボード兼ピアノの優美」

 由璃と苺は、同い年くらいに見える。

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