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いつもとなりで

第2章 誓いの花畑

 ……そして今──。


「美由紀? できたぞ」


 あの時みたいに竜也が私を揺らした。


「んっ……懐かしいこと思い出してた」


「あぁ……俺も」


 懐かしむように私と竜也は言った。


 そして竜也は私に冠をつけた。

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