いつもとなりで
第1章 いつもとなりで
「じゃあ、朝に言ってた委員を決めます」
「はーい」
「まずは、委員長から決めます。誰かやりたい人?」
「はーい、俺やりまーす」
元気よく手をあげたのは月岡竜也(ツキオカ タツヤ)だ。私と竜也は幼なじみで家が隣同士。私は竜也が好きだ。理由はほんの些細なことだ。
五年前──
上級生にいじめられてた私を見た竜也は、さして強くもないのに上級生に立ち向かっていった。ボロボロにされたのに竜也は逃げなかった。そしたら相手は呆れて去って行った。その後、竜也は私のところに走ってきて
「美由紀、大丈夫か?」
って心配そうな顔をして言ってくれた。竜也のほうが凄い痛々しい傷をつけられていたのに。その瞬間、私は竜也を好きになった。そんなことを思い出していた。
「先生、雪白さんがやればいいと思います」
私は現実に戻った。数秒して私は今の状況を理解した。推薦されたようだ。私が推薦された理由は、きっと小学校の頃から竜也と一緒に委員長をやっていたからだろう。
「みんなはどう思う?」
桜先生は問いかける。
「いいと思う」
過半数挙手で決定か。竜也と一緒の委員で正直、嬉しかった。
「じゃあそうしましょう」
……パチパチパチ……
「はーい」
「まずは、委員長から決めます。誰かやりたい人?」
「はーい、俺やりまーす」
元気よく手をあげたのは月岡竜也(ツキオカ タツヤ)だ。私と竜也は幼なじみで家が隣同士。私は竜也が好きだ。理由はほんの些細なことだ。
五年前──
上級生にいじめられてた私を見た竜也は、さして強くもないのに上級生に立ち向かっていった。ボロボロにされたのに竜也は逃げなかった。そしたら相手は呆れて去って行った。その後、竜也は私のところに走ってきて
「美由紀、大丈夫か?」
って心配そうな顔をして言ってくれた。竜也のほうが凄い痛々しい傷をつけられていたのに。その瞬間、私は竜也を好きになった。そんなことを思い出していた。
「先生、雪白さんがやればいいと思います」
私は現実に戻った。数秒して私は今の状況を理解した。推薦されたようだ。私が推薦された理由は、きっと小学校の頃から竜也と一緒に委員長をやっていたからだろう。
「みんなはどう思う?」
桜先生は問いかける。
「いいと思う」
過半数挙手で決定か。竜也と一緒の委員で正直、嬉しかった。
「じゃあそうしましょう」
……パチパチパチ……