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いつもとなりで

第1章 いつもとなりで

 そして放課後……。

「美由紀?」

 二組に、香がいた。

「あっ、香も実行委員だったの?」

「うん、無理矢理ね」

「ふーん」

「では、班を決めるぞ! 二日後だから気合い入れて頑張れよ!」

 頭がハゲ……いや、岡崎先生は声を張り上げ言った。耳痛いっちゅーの。

 それから私達は頑張り、

「あーやっと終わった」

 結局、班を決めるのに三時間もかかった。

 次の日の朝学活……。

「先生、班決まったの?」

 クラスの女子が問う。

「では、今から発表します」

 桜先生はそう言って班割りを言った。

「えーっ!」

 とか

「一緒やぁ」

 とか一気にざわめきが起こる。

 私の班はというと、裕弥、竜也、私と女子二人の五人班だ。

「これから一ヶ月、この班です」

桜先生がそう言った。旅行が楽しみだ。

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