
いつもとなりで
第1章 いつもとなりで
そして旅行当日。
バスに揺られて三時間、目的地についた。
旅行先の人達に挨拶をしないといけないため、並んで待っていると、男の子が裕弥に石を投げつけているのが見えた。よく見ると川村龍平(カワムラ リュウヘイ)だった。
川村龍平は、やんちゃでよく悪いことをしているため、先生には目をつけられている。裕弥は泣きそうになりながら
「やめて下さい」
と言う。それでも龍平はやり続けている。周りの人は笑っている。
「竜也? どうする? 一応、委員長だし止めたほうがいいよね?」
私は心配になり竜也に、こそこそと相談する。
「そうしたほうがいいんじゃない?じゃあ、俺は先生呼んでくるから」
そう言って竜也は宿舎内に走り去った。とめないと……仕方ないよね。
「あのさ……」
私はおそるおそる言う。
「なんだよ?」
龍平は不機嫌に言う。
「やめといたほうがいいよ……」
こっ怖い……。
「嫌だってーの! 委員長だからってほざいてんじゃねぇぞ!」
そう言うと龍平は手をあげた。ゲッ……たたかれる。
……パシッ……
いたっ……へっ……? 痛くない。
「って……? 桜先生?」
「やめなさい! 女の子を叩くなんてよくないわよ」
桜先生は普段、見せないようなきつい口調で言う。
「うっせーな! お前なんかに言われたくねーよ」
龍平も相当イライラしているようだ。
「後で先生のところに来なさい!」
桜先生はピシャリと言い放った。
「ちえっ」
龍平は舌打ちしたが反論はしなかった。
「桜先生、ありがとうございます!」
私は笑顔で言う。
「いいですよ」
桜先生も微笑む。
「桜先生、頬痛くありませんか?」
私は心配になり問う。
「大丈夫ですよ」
桜先生はそう言いながらも頬を撫でている。でも凄い腫れてるじゃん。龍平は謝らないし……。
「ほら、集会始まるから戻って」
「はい」
バスに揺られて三時間、目的地についた。
旅行先の人達に挨拶をしないといけないため、並んで待っていると、男の子が裕弥に石を投げつけているのが見えた。よく見ると川村龍平(カワムラ リュウヘイ)だった。
川村龍平は、やんちゃでよく悪いことをしているため、先生には目をつけられている。裕弥は泣きそうになりながら
「やめて下さい」
と言う。それでも龍平はやり続けている。周りの人は笑っている。
「竜也? どうする? 一応、委員長だし止めたほうがいいよね?」
私は心配になり竜也に、こそこそと相談する。
「そうしたほうがいいんじゃない?じゃあ、俺は先生呼んでくるから」
そう言って竜也は宿舎内に走り去った。とめないと……仕方ないよね。
「あのさ……」
私はおそるおそる言う。
「なんだよ?」
龍平は不機嫌に言う。
「やめといたほうがいいよ……」
こっ怖い……。
「嫌だってーの! 委員長だからってほざいてんじゃねぇぞ!」
そう言うと龍平は手をあげた。ゲッ……たたかれる。
……パシッ……
いたっ……へっ……? 痛くない。
「って……? 桜先生?」
「やめなさい! 女の子を叩くなんてよくないわよ」
桜先生は普段、見せないようなきつい口調で言う。
「うっせーな! お前なんかに言われたくねーよ」
龍平も相当イライラしているようだ。
「後で先生のところに来なさい!」
桜先生はピシャリと言い放った。
「ちえっ」
龍平は舌打ちしたが反論はしなかった。
「桜先生、ありがとうございます!」
私は笑顔で言う。
「いいですよ」
桜先生も微笑む。
「桜先生、頬痛くありませんか?」
私は心配になり問う。
「大丈夫ですよ」
桜先生はそう言いながらも頬を撫でている。でも凄い腫れてるじゃん。龍平は謝らないし……。
「ほら、集会始まるから戻って」
「はい」
