
ぜんぶ二人ではじめて
第44章 告白と変化
「分かった。あとでな。じゃ、2人んとこ、行くか。」
「うん。」
「ちょっと待ってて?」
竜一くんがみんなに伝え、病室に入る。
「せいかーい!やっぱ竜一くんだった!」
彩月ちゃんがそう言って、昌樹くんと手を合わせた。
私は恥ずかしくて何も言えなかった。
やっぱ私、分かりやすいんだろうな。
「まぁ、そーゆーわけだから。よろしく。」
竜一くんが堂々とそう言った。
「2人は何か恋人らしいこと、もう、しちゃったの?」
なんて彩月ちゃんが言う。
「恋人らしいこと?」
私がリピートすると、
「してないよ。それも含めて待ってた。」
恋人ってフレーズがそもそも照れるよぉ。
恋人らしいこと…て、手つないだりってことだよね?
「すごいえらい!…良い別れ方できて良かったじゃない!」
なんて彩月ちゃんが言うから、さっきヤスくんと美月ちゃんがキスしてたことを思い出す。
「まぁ、そこはなー。誰かさんが直前で裏切ったから何とも言えないな。」
と、竜一くん。
「ヤスくん、何かした?」
昌樹くんが言う。
「そ。…つーか、ヤスくんの相手は2人とも知ってるの?」
「俺は知ってるよ。彩月は知らないだろ。」
「そぅだよな。ま、そこはあとで教えてあげなよ。」
2人で会話してる。
「ヤスくんの相手くらい想像できてるよ。…美月がごめんね。」
彩月ちゃん…
「いいよ。誰も悪くないよ。気にしないで。それより彩月ちゃんは早く元気になってね?」
「うん!もうすぐ退院できるよ!七海ちゃん、ありがとう。強くなったね、七海ちゃん。竜一くんのおかげだね。」
ふと大人びた表情でそう話す。
「うん。」
「ちょっと待ってて?」
竜一くんがみんなに伝え、病室に入る。
「せいかーい!やっぱ竜一くんだった!」
彩月ちゃんがそう言って、昌樹くんと手を合わせた。
私は恥ずかしくて何も言えなかった。
やっぱ私、分かりやすいんだろうな。
「まぁ、そーゆーわけだから。よろしく。」
竜一くんが堂々とそう言った。
「2人は何か恋人らしいこと、もう、しちゃったの?」
なんて彩月ちゃんが言う。
「恋人らしいこと?」
私がリピートすると、
「してないよ。それも含めて待ってた。」
恋人ってフレーズがそもそも照れるよぉ。
恋人らしいこと…て、手つないだりってことだよね?
「すごいえらい!…良い別れ方できて良かったじゃない!」
なんて彩月ちゃんが言うから、さっきヤスくんと美月ちゃんがキスしてたことを思い出す。
「まぁ、そこはなー。誰かさんが直前で裏切ったから何とも言えないな。」
と、竜一くん。
「ヤスくん、何かした?」
昌樹くんが言う。
「そ。…つーか、ヤスくんの相手は2人とも知ってるの?」
「俺は知ってるよ。彩月は知らないだろ。」
「そぅだよな。ま、そこはあとで教えてあげなよ。」
2人で会話してる。
「ヤスくんの相手くらい想像できてるよ。…美月がごめんね。」
彩月ちゃん…
「いいよ。誰も悪くないよ。気にしないで。それより彩月ちゃんは早く元気になってね?」
「うん!もうすぐ退院できるよ!七海ちゃん、ありがとう。強くなったね、七海ちゃん。竜一くんのおかげだね。」
ふと大人びた表情でそう話す。
