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薔薇寮の淫

第9章 動き出した想い

・藤ヶ谷side

藤「全部食べていいだろ」

北「俺を食っても腹いっぱいにはならないぞ」

藤「ハートは、いっぱいになるからいいんだ、フッ」

北「ニコッ」



カプツ、ズリュ、ズリュ―



北「うあっ、あっ、はっ、いっ、あぁはっ、くっん」



その瞬間に、腰が上がった北山の尻の穴へすかさず指を入れ。

ツブッ、ツボッ、ズリュ―



北「んあっ、ああっ、あっいっあっ、太輔」



同時に攻め立てていく。




北「あっ、中、俺の尻の…うっあっ‥クッ」

藤「欲しいの?」

北「疼いて、あっはっ」

藤「言葉に出して言ってみ」

北「いっ、挿れて…くれ」

藤「分かった」



ズブズブッ!



北「うっ、ああぁーっ」



グリッ、グリッ―



北「あっはっ、んっあっ、まっ、回ってる…クッ」

藤「んっ?」

北「優っ…しく‥つあっ、あっあっあっ」

藤「昼間が激しかったから今度はじっくり味わいたかったんだけど激しいほうが好きって言うならそっちに切り替える」

北「太…輔‥」

藤「どうした?」

北「…身体が‥くっ…喜んでるのが‥分かるんだ…すっげ中‥熱くてよ…気持ちよく‥なんか…堪んねぇ…気持ちになる ニコッ」

藤「じゃあ俺のもそうなの伝わってるって事」

北「ちゃんとな」

藤「ふっ」



ズゴッ、ズゴッ!



北「んああっ、いっあっ、いぃーっ」



この夜、俺とひろは。

改めてお互いの想いを確かめ合うかのように愛し合い幸せな気分を噛みしめていた。

同じ頃―

メンバー達も皆それぞれの想いの中で求め合い。

これから歩いてく道を模索していたことを知ったのは翌日になってから。

ただ―

わただけは独りで夜を過ごしていたんだろうな。

俺はあいつに何をしてやれるのか?

全てが明らかになったとき誰もがそう考えたのは言うまでもない。

これで、済ませるわけにはいかないんだと。

全員が幸せに。

そうでなければ新しい一歩とは言えないからだ。

―が、考えた末に見つけた答えは俺達に1つの別れを選択させる結果となる。

しかし、それは永遠ではなく一時的な別れ。

いつかまた、きっと会えると信じての決断。

俺達の心さえ、しっかりと繋がっていれさえすれば。

そしてその日は着実に近づいて来ていたんだ。

その進む道の先に。





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