薔薇寮の淫
第10章 震える古傷―
・北山side
戸「横尾の胸のうち、探り当てること出来たかな?」
北「お前あのとき既に知っていたんか?だから」
戸「そうだよ、五関に会う前に河合から聞いてね」
北「なるほど、フッ」
今なら分かる、その気持ち
戸「で、どうする気?」
北「まず太輔だ、それから」
戸「横尾に関しては難しいと思うけど?」
北「それでも俺はやる」
戸「北山」
北「このまま、あいつだけに寂しい思いをさせたままでいられるかってんだ」
戸「なら俺も協力するよ」
北「トッツー」
戸「何でも言って、河合も同じ気持ちだから ニコッ」
北「そっか、だったら頼みがある」
戸「なに?」
北「あいつに伝えてくれ」
俺は、ある事を郁人に託すためトッツーに伝言を頼む
戸「分かった ニコッ」
横尾さん、俺はお前を独りぼっちになんかさせないからな。
待っていろ、最高のプレゼントをやる。
お前は俺が2番目に惚れた男。
絶対に口が裂けても直には言えないけど、クスッ
またそれとは別に、その日の夜。
藤「風呂?」
北「あぁ一緒に入らない、たまにはいいんじゃね」
藤「別に構わないけど一体どうしたんだ?」
北「ただの気まぐれだわ」
藤「ふーん」
北「あっ、やるのは禁止な」
藤「へっ?」
北「お前すぐ手を出すからよ クスッ」
藤「なっ、それじゃあまるで俺がいつも盛ってるって言っているみたいじゃん」
北「その通りだろ、フッ」
藤「違うわ」
北「なら約束できっか?」
藤「あぁ」
北「俺の誘惑にも勝てるんだな?」
藤「もちろん」
北「その言葉、忘れるなよ太輔 クスッ」
藤「絶対に」
俺は最大の賭けに出る決心をしていた。
横尾さんの言葉を信じ―
・
戸「横尾の胸のうち、探り当てること出来たかな?」
北「お前あのとき既に知っていたんか?だから」
戸「そうだよ、五関に会う前に河合から聞いてね」
北「なるほど、フッ」
今なら分かる、その気持ち
戸「で、どうする気?」
北「まず太輔だ、それから」
戸「横尾に関しては難しいと思うけど?」
北「それでも俺はやる」
戸「北山」
北「このまま、あいつだけに寂しい思いをさせたままでいられるかってんだ」
戸「なら俺も協力するよ」
北「トッツー」
戸「何でも言って、河合も同じ気持ちだから ニコッ」
北「そっか、だったら頼みがある」
戸「なに?」
北「あいつに伝えてくれ」
俺は、ある事を郁人に託すためトッツーに伝言を頼む
戸「分かった ニコッ」
横尾さん、俺はお前を独りぼっちになんかさせないからな。
待っていろ、最高のプレゼントをやる。
お前は俺が2番目に惚れた男。
絶対に口が裂けても直には言えないけど、クスッ
またそれとは別に、その日の夜。
藤「風呂?」
北「あぁ一緒に入らない、たまにはいいんじゃね」
藤「別に構わないけど一体どうしたんだ?」
北「ただの気まぐれだわ」
藤「ふーん」
北「あっ、やるのは禁止な」
藤「へっ?」
北「お前すぐ手を出すからよ クスッ」
藤「なっ、それじゃあまるで俺がいつも盛ってるって言っているみたいじゃん」
北「その通りだろ、フッ」
藤「違うわ」
北「なら約束できっか?」
藤「あぁ」
北「俺の誘惑にも勝てるんだな?」
藤「もちろん」
北「その言葉、忘れるなよ太輔 クスッ」
藤「絶対に」
俺は最大の賭けに出る決心をしていた。
横尾さんの言葉を信じ―
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