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薔薇寮の淫

第11章 希望という名の下で

・玉森side

ガヤとミツが連れ去られて数分後。



小山「さてさて、お待たせいたしました花婿と花嫁の登場です」



目の前のカーテンが開き…



玉「えっ」

ニ「ミツ可愛い!」

千「うっおーウェディングドレス着てる」

戸「北山!?」

河「ヒューヒューっ、太輔タキシード似合ってるぅ」

宮「いいなぁ俺も着たい」



宮田?



小山「はいはい二人とも、向き合って」

北「なんなんだこれは」

藤「誰の企みだ」

小山「まぁまぁ、フッ」

藤北「じゃねぇわ」

北「はずいじゃん、うっ」



うわっ、ミツ顔が真っ赤。



横「そう言うな、フッ」

北「横尾さん」

五「俺たち見たかったんだからさ、フッ」

藤「五関」



これって、この2人が?

すると、ごっちはミツの傍へ近づいて来て。



五「このドレス本当はあいつが着るはずだったんだよね、フッ」

北「おまっ」

五「供養とか、そういうのとはちょっと違うんだけど幸せになれ北山 ニコッ」

北「五関、ごっ…クッ」



あぁーあ、ミツ泣いちゃった。



横「おまえ涙腺ゆるくなったな クスッ」

北「うっせーわ ヒクッ」

五「あははっ」



それから―



小山「じゃ北山、寮生全員の前で誓いの言葉を言え」

北「えっ、俺が?」

小山「そう ニコッ」

北「太輔が言えばいいじゃん」

小山「こいつの気持ちは、嫌ってほど分かってる」

北「俺だってちゃんと」

小山「それでも元はノンケだった北山だからこそ皆、お前の口から聞きたいんだ」

北「んなもん?」

小山「あぁ ニコッ」



そうそう。





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