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松野家の事情。『おそ松さん』二次創作。

第1章 嫌い、好き、大嫌い。

「……ホンっト、ムカつく。
じゃあ何?俺が何か言ったら全部信じるのか!?
俺が人を殺したとか!

本当は六つ子に生まれたくなかったとか言ってもか!?」

「……っ!!」

カラ松の胸ぐらをつかみ、壁に叩きつける。

「それでもっ…それでも俺は!
お前を受け入れ……

「ふーん…どんな俺でも信じて、受け入れてくれるんだ?
じゃあ、言ってやるよ。

俺は…

…嫌い。小さい頃からずっと

お前が嫌いだったんだよ。

カラ松」


カラ松の表情が焦りから驚きへと変わっていく。

「……んっ!?ふぁ……いちまっ……んんっ!」

噛みつくようにキスをすると、どんどん力が抜けていくのが分かる。

「俺を受け入れてね…お兄ちゃん」



この日を境に、俺たちの関係は崩れていった。

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