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許されぬ恋

第1章 許されぬ恋

その時あの隼人の柔らかい唇が今度は前と違って強烈に私のくちびるに重なってきた。

私と隼人は少しの間抱き合った。

暫くすると隼人が、重なっている唇を離した。

そして「どうして黙って居なくなったんですか?
僕は貴女が居なくなったので自分を責めました。
……あの夜、僕が貴女にしてはいけない事をしたから………」と悲しそうに。

私はすかさず理由を話した。

次の朝旦那が来て無理やりに退院させられた事、隼人さんに逢いたくて会いたくて堪らなくあの喫茶店に通っていた事。

隼人は黙って聞いていた。

それから私達は歩き出した、すると今まで黙っていた隼人が口を開いた。

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