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憧れの二人は女王様と召使い?

第2章 2




「そう言えばお昼」


「あ、そうだ…ちゃんとお弁当用意してよね!あんなでぶ飯食えないんだけど」


ご飯と味噌汁は二人で分けて食べたくない物は全部慧人が食べて

なのに慧人にくれたおまけのりんごひとつしかないのに私にくれたのはありがたかったけど


やっぱりもとはといえば慧人が悪い!


「ごめん…ってそうじゃなくて、お昼なに拾ったの?」


「あぁ…
あったら渡そうと思ったけど会えなくて

今日割り箸の子がいたでしょ?その子の学生証」



私はスカートのポケットにしまってたそれを
慧人にみせた


「柳瀬沙紀…」


「有名な子らしくてすぐ見つかると思ったんだけど今日はダメだった…
返すのめんどくせぇな…」



「じゃあ俺が渡そうか?」


「うーん…そうしてくれるとありがたい」


学生証は慧人に預けて
すべてを任せた



人に興味とか無いし特に仲良くなりたいとか全くない


むしろさげすむもんな私


私は心の中で大笑いした


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