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school life

第1章 揺れる心~school life~

「歩?」


「かあさん、もういいよ。俺、行くし。十夜、京子、もう俺の家に来るな。俺、お前らとつるむのやめるから。二人でラブラブしてれば?」


「歩……」


 冷たく言い放つ歩。涙が零れ落ちた。


「ってか京子だって本当は北咲を」


「それ以上、言うな! もう、歩の家には来ない。歩にその気がないなら俺が京子をもらう。京子は悪くない。悪いのは北咲だ。頭冷やせ」


 歩が言い終わるより先に、十夜が口を開き、熱弁した。歩が十夜に殴りかかる。


「んだと、ふざけんなよ」


「いてっ」


 十夜は顔を抑えた。殴り返しはしなかった。


「京子、学校へ行こうか?」


「でも……」


「なぁ、行こうぜ。お願い」


「うん」

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