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school life

第1章 揺れる心~school life~

「花宮、ちょっと来い!」


「どうしたの?」


「あっ、先生に呼ばれた。大学の話かも」


「ありえる~」


 先生に呼ばれた私を不思議そうに思った友達たち。だが、私はうまくその場をごまかした。嫌な予感がした。それは見事に的中。


「あの、花宮にこんなこと言うのは、失礼かもしれんが……」


「何ですか? やっぱりT大学は、無理ですか?」


「いや、そういう話じゃなくて……」


「じゃあ、どういう話ですか?」


「その、今日の手紙、花宮
じゃないのか?」

「何で私がそんなことするんですか?」


「一年の時からずっと一位だった花宮が草川に抜かれたから、その腹いせに……」


「それだけで? そこまで心、狭くないです。むしろライバルができて嬉しいですよ」


「花宮は、頭いいからそうやってごまかそうとしてるんだろ?」


「何でそんなに疑うんですか?」


「今回のことは花宮としか思えん!」


「勝手な思い込みしないで下さい」


「なぁ、本当のこと言お
うよ。先生も忙しいんだから」

「知りませんよ。やってないが本当の答えなんですから。それに、内申書下げられたくないんでそんなことしません」


「内申書ってお前……。そうか。もう分かったから出てけ!」


「何ですか? 呼び出しといてその態度。まぁ、いいですけど。それでは、また後で」


 私は怒り気味で職員室を後にした。

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